3つの設定の役割
| SPF | 「この会社のメールは、このサーバーから送る」と宣言する |
|---|---|
| DKIM | メールに電子署名をつけ、途中で書き換えられていないことを示す |
| DMARC | SPF・DKIMに合わないメールを、受け取る側でどう扱うかを決める |
SPFとDKIMだけでは、合わないメールをどうするかは受け取る側まかせです。DMARCで「受け取らない」「迷惑メールに入れる」と決めて、はじめてなりすましを止めやすくなります。
「p=none」は様子見
DMARCの「p=」は、合わないメールの扱いです。
| p=none | 何もしない(様子見)。集計レポートを受け取るだけで、なりすましメールはそのまま届く |
|---|---|
| p=quarantine | 迷惑メールに入れてもらう |
| p=reject | 受け取らない |
「とりあえずnoneで入れた」まま止まっている会社は少なくありません。設定したときに使っていなかったメールの送り先(請求書の送信サービス、問い合わせフォームなど)が、強くしたときに止まるのを心配するからです。
強くしていく手順
- 「rua=mailto:受け取るアドレス」を入れて、集計レポートを受け取る
- 2〜4週間ほど、レポートで「自社の正しいメールが全部SPFかDKIMに合っているか」を確かめる。合っていない送り先があれば、その送り先のSPFやDKIMを足す
- p=quarantine に上げる。必要なら「pct=」で一部のメールから試す
- 問題がなければ p=reject に上げる
Gmailは2024年から、大量にメールを送る送信者にSPF・DKIM・DMARCを求めています。設定が足りないと、なりすましを防げないだけでなく、自社の正しいメールが迷惑メールに入りやすくなります。
DNSの設定を変える前に、今の設定の控えを取ってください。設定の作業はお使いのDNS・メールサービスの案内に従ってください。